ドジャース佐々木朗希「WBC不参加決定」の当然…「保険の問題もクリアできなかったのでは」の声も

公開日: 更新日:

 当然の帰結だろう。

 ドジャース大谷翔平(31)に続いてWBCに参加することになった山本由伸(27)とは対照的に、佐々木朗希(26)は不参加が決定した。

 佐々木本人は出場に意欲を見せていたそうだが、かねて球団は派遣に難色を示していた。ド軍へ移籍した今季はわずか10試合登板で1勝1敗、防御率4.46。5月には右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入りし、復帰まで約5カ月も要した。ポストシーズンではリリーフを務めたものの、来季は先発に復帰したい意向がある。しかし、かねて模索し続けている投球フォームは今季、ポストシーズンに入っても固まらず、オフから来季のオープン戦にかけて再構築したうえで、開幕に臨む必要がある。WBCに出ている場合ではない、というのが実情だ。

「WBC出場の際にドジャースが加入する保険の問題もクリアできなかったのではないか」とは、米特派員のひとり。

「保険金が高額なこともあり、加入のハードルは高い。佐々木は今年、60日間以上のIL入りしている。精密検査の結果に異常は見られなかったが、ロッテ時代も含めて複数回、右肩に機能障害が起きている。基本的に長期間のIL入りした選手、慢性的に故障が多い選手は加入が認められないケースが多く、佐々木も審査をパスできなかった可能性はある。前回23年大会では、今季限りで引退したドジャースのカーショーが前年の度重なる腰の故障もあって保険に加入できず、出場を断念しています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー