相次ぐ日系企業の中国撤退の要因は「政治リスク」ではなかった?

公開日: 更新日:

 キヤノンは11月、中国・広東省中山市のプリンター工場を閉鎖した。同工場は2001年に設立。プリンターや複合機などを生産していたが、現地メーカーの台頭やペーパーレス化により事業環境が悪化していたという。プリンター市場では米HP(ヒューレット・パッカード)とキヤノンが上位を占めるが、現地ではレノボやパンタムなどが台頭しつつある。

 近年、日系企業による中国撤退が止まらない。中国に進出する企業の数は、12年のピーク時に1万4394社だったが、24年には1万3034社となり、約1000社が減少した。撤退が新規参入を上回る「純減」の年もある(帝国データバンク)。

「第1次トランプ政権の頃から米中の対立が深刻化し、貿易戦争にまで発展した。中国当局による圧力やセキュリティー上の懸念など、『チャイナリスク』も認識され、拠点を東南アジアにシフトする動きがある」(M&A関係者)

 実際、京セラは複合機の生産拠点を、沖電気工業もATMの生産拠点を、それぞれ中国からベトナムに移管した。

■自動車業界が続々撤退

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈48〉73歳で駒沢大学に入学、就活に悩む同級生にした「木彫り名人」の話

  2. 2

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  3. 3

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  4. 4

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  5. 5

    やっぱりか? 自民・村井国対委員長が高市首相「国会逃避作戦」画策…予算委出席「原則不要」案をリポスト

  1. 6

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  2. 7

    郊外に住むという選択肢 「都心から1時間」の狙い目エリア

  3. 8

    植田日銀シルバーウイーク前の「円高誘導」は大失敗…もはや為替介入はできない

  4. 9

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  5. 10

    高市首相の日米首脳会談「蜜月アピール」は突っ込みどころ満載…トランプ大統領は「心ここにあらず」