「死亡は免責」誓約書 さんま唖然の吉本“奴隷契約”の実態

公開日: 更新日:

 今回の騒動で、ギャラ配分に不満を持つ多くの吉本芸人がSNSなどで声をあげたが、吉本興業のケチぶりは、昔から多くの芸人が「ケチ本」と呼び、ネタにしてきた。

「先日の会見で、岡本社長は、ギャラの配分は1:9(芸人:事務所=以下同)ということはなく、平均で5:5か6:4と言いましたが、これはごく一部の人気芸人だけの話です。ちなみに他のお笑い系の事務所で言えば、人気や知名度によって違ってきますが、おおむね太田プロや人力舎で6:4、浅井企画やオフィス北野で7:3といわれています。吉本で6:4というのは、明石家さんまクラスの数えるほどの芸人です」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 その明石家さんまも若手の頃には、吉本のギャラの安さを「こいのぼり」の替え歌で揶揄していた。

♪ギャラより高い交通費 大きなお金は会社側 小さなお金は芸人に 面白そうに稼いでる~

 吉本興業を代表する芸人となった現在は「オフィス事務所」という個人事務所を持ち、ギャラの流れも他の吉本芸人とは一線を画しているが、今回の吉本お家騒動に対して、27日放送のラジオ番組でこう発言した。

「昔は昔。吉本はもう元に戻さん方がええねん。吉本が元に戻ったところで、今のまたこの状況になんねんど。今は辞めるつもりはないですけども、ここにいて若い困っているやつらをなんとか助けてあげることができるように、中にいるつもりなんです」

 吉本の常識は世間の非常識。死んでも知らん顔とは芸人は使い捨ての奴隷も同然。その異常さを一番知っているのはさんまなのかも知れない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  5. 5
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  1. 6
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  2. 7
    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

    巨人・秋広が今季初昇格も阿部監督「全く期待していない」…のんきな性格がアダで早くも背水の陣

  3. 8
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  4. 9
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  5. 10
    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり

    人間性やスタンスが如実に表れたMLB挑戦時の「西海岸かつ小規模都市」へのこだわり