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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

YouTuber活動は「キングコング梶原」の壮大な野望の種まき

公開日: 更新日:

「『カジサックくん』っていうコントがあったんですよ。あまりにもスベりすぎて、思い出に残っちゃって」(梶原雄太テレビ朝日「しくじり先生」9月3日放送)

「2019年末までにチャンネル登録者数が100万人を超えなかったら、芸人を引退します」と宣言し、YouTuberになったキングコングの梶原雄太(39)。「YouTuberをなめるな」などとバッシングを受けながらも今年7月、その目標を達成した。

 YouTuberとしては「カジサック」を名乗り活動しているが、その名前の由来を語った言葉を今週は取り上げたい。彼らが名を上げたコント番組「はねるのトびら」(フジテレビ)で生まれたキャラクターの名前だったのだ。

「はねるのトびら」は12年に終了し、梶原はテレビ出演が激減した。一部では「干された」と噂されたが「単純にボクの実力が足りなかっただけ」(Cyber Now「新R25」18年10月19日)と本人は言う。ひな壇バラエティーが全盛の中、そこで笑いを取ることができなかったのだ。

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