“逆輸入”女優・國元なつき「アメリカではチャンスが平等」

公開日: 更新日:

 海外ドラマ通ならおなじみの女優だ。日本と米ハリウッドの両拠点で、着実に活躍の場を広げる國元なつき(39)。リドリー・スコットが製作総指揮を務める歴史的事実を基にしたホラーアンソロジードラマ「ザ・テラー」シーズン2の「インファミー」では、推定400歳の怨霊・チヨ役を演じ、話題を呼んだ。

 難役に挑んだ「インファミー」では複雑な思いを抱いたという。

「子供を完璧に育てることが幸せと思い込んだ母親が、結果的に娘を殺してしまう。チヨを演じるにあたって世間のニュースでみる光景と重なる部分がありました」

 海外作品では間違った“エセ日本”が描かれることもあるが、それは日本人の責任もあるという。

「海外で日本を題材として使ってくれることにまず感謝しています。彼らは入念なリサーチをしているので歴史的認識がズレていることはない。けれど、本やインターネットで調べられない感覚の部分で少し違和感を覚えることはありますよね。監督が描きたいイメージを壊さず、日本の視聴者が納得するかたちにするのは日本人の役者の仕事。そのためには自分で行って自分で直す、という行動を取りたいです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」