鴈さん孤独死…中村玉緒との親子関係から見る「8050問題」

公開日: 更新日:

 まさに「8050問題」じゃないか。

 故・勝新太郎さんと中村玉緒(80)夫妻の長男で、俳優の鴈龍太郎さん(55=本名・奥村雄大)が11月1日、急性心不全のため、名古屋市内で死去していた――12月3日にそう報じられ、騒然となっている。

「鴈さんの遺体を知人が発見するまでに、死後数日、経っていた。いわゆる孤独死ですね」(芸能ライター)

 勝新と玉緒の息子という“サラブレッド”なのに、あまりに寂しい最期だが、それには理由がある。「女性自身」は今年6月4日号で、〈働かない長男へ絶縁通告!〉などと報じていた。

 それによると、玉緒は1997年の勝新の死後、物心両面で、息子である鴈さんを支えてきた。「きちんと仕事をして」と苦言も呈してきたが、玉緒から経済的援助を受けていた鴈さんは働くそぶりを見せなかった。玉緒は約2年前に意を決して援助を打ち切り、絶縁状態になったという。

「鴈さんは玉緒さんに溺愛され、役者として鳴かず飛ばずでも、ぜいたくな暮らしを続けられた。不摂生がたたり、30代の頃には身長174センチほどで体重100キロ超のメタボ体形に。50歳を過ぎてもほぼ“ニート”のような状態だったらしい。本人も自立したい気持ちはあったようですが、玉緒さんの援助もなくなり、思うようにいかなかったと聞いています」(前出の芸能ライター)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  3. 3

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択

  3. 8

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 9

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  5. 10

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択