著者のコラム一覧
松平健俳優

1953年11月、愛知県豊橋市生まれ。7人きょうだいの末っ子。78年、24歳の若さで「暴れん坊将軍」の主役を務める。2004年に「マツケンサンバⅡ」が大ブレークし、NHK紅白出場。新曲「マツケン・アスレチカ」(徳間ジャパン)を発表。

「一流の立ち振る舞いを」勝さんの教えで銀座通い2カ月

公開日: 更新日:

 役者の道を志す息子を母のいつさんは快く送り出した。

 ところが、松平が初めて主役を演じたドラマ「人間の條件」(フジテレビ系=1976年)を見て、役者をやめなさいと言わんばかりに心配したという。上官に殴られてばかりいる新兵の役だったため、本当に殴られていると勘違いしたらしい。

「私が子供のころ、母は父とよくケンカをしてましたね。父は結構な酒飲みで、それで命を縮めてしまったようなところもあります。大工の仕事を終えて帰ってくると、いつも飲んでいた。飲むのは日本酒ではなく焼酎ですよね。当時の焼酎はかなり安かったですから」

 1956(昭和31)年には25万キロリットルの生産量を誇った焼酎甲類は、高度経済成長とともに人気に陰りを見せ、10年後には生産量も半減している。その背景にはウイスキーの台頭があり、焼酎は肉体労働者が飲む酒のイメージがあった。

 後年、松平が師と仰ぐ勝新太郎(97年=65歳没)はこれとは真逆だった。

「ちょうど、暴れん坊将軍が始まったくらいのころでした。勝さんから『赤ちょうちんもいいが、居酒屋に10回行くお金があるなら、銀座の高級クラブへ1回行け』とアドバイスされた。その言いつけを守り、銀座のクラブへ2カ月ぶっ通しで通い続けました。行った店は、作家の山口洋子さんの『姫』など銀座で1番、2番と言われた店ばかりです。ある日は仲間と3人で1時間、ジュース1杯で18万円の会計だったこともありましたね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女性を巡る愛憎より友情が勝った永遠のバディー

  2. 2

    萩本欽一〈27〉坂上二郎さんは一番特別な人。あのボケは誰にもできないよ

  3. 3

    かつての「打率4割男」は期待外れで戦力外…西武・林安可は母国・台湾野手の低評価を覆せるか

  4. 4

    佐々木朗希と山本由伸は“抱き合わせ”だったのか…ドジャース入りの裏で「謎の日本人」が暗躍

  5. 5

    48年ぶり映画出演の由美かおるさんが語る 人生が変わった瞬間「11PM」「水戸黄門」エピソード

  1. 6

    佐々木麟太郎に「個別育成プログラム」…マーリンズ入りには低予算球団ならではの“うまみ”あり

  2. 7

    佐藤二朗の地上波ドラマはしばらく厳しいが…橋本愛の事態はもっと深刻

  3. 8

    佐藤二朗vs橋本愛ハラスメント騒動は「文春嫌い」「フジテレビ嫌い」「共産党嫌い」が絡み合うカオスに

  4. 9

    (3)「森保監督は『指揮官に必要な冷徹さ』を確固たる信念として持っています」

  5. 10

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁