「UUUM」は成長にかげり 動画配信にマネジメントは必要か

公開日: 更新日:

 今や小学生の憧れの存在であるヒカキンや、はじめしゃちょーといった人気ユーチューバーには、MCN(マルチチャンネルネットワーク)と言われる所属事務所がある。その代表格が東証マザーズ上場のUUUMだ。しかし、ユーチューブ視聴者数の増加で右肩上がりのこの会社に異変が起こっているという。

「チャンネル登録者数で所属ユーチューバー上位4位に入る大食いユーチューバーの木下ゆうかさんが、突然UUUMを辞めました。トラブルで辞めたわけではないと発言していますが、テレビと違ってスマホ1台あれば撮影できる動画配信にそもそも事務所のサポートが必要かという話は以前からあり、広告収入の取り分がユーチューバーとUUUMで8:2という構造に不満を持っていたのではといわれています。UUUMの大株主でもあるヒカキンさんが辞めることは考えられませんが、このまま後続が出れば、業績に大きく響くでしょう」(経済誌記者)

 なぜなら、UUUMの売り上げは、半数以上を占めるアドセンス広告、つまり、動画で流れる広告収入に依存しているからだ。

「ただ、木下さんが辞める前からUUUMの成長にはかげりが見え始め、昨年末から株価は下落傾向にあります。再生回数の伸び鈍化と1再生あたりの単価の落ち込みなどが理由ですが、無名でもコンテンツを出し続ければ、莫大な収益が得られる“確変期”が終わろうとしているようです」(前出の経済誌記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波