GW明けには“収録在庫0”に…テレビ業界を襲う倒産ラッシュ

公開日: 更新日:

 テレビ各局も「緊急事態宣言」だ。新型コロナウイルス騒動の終息のメドが全く立たないなか、今後の経営方針を巡りテレビ局幹部らが真剣に頭を抱え始めている。

「STAY HOME」のスローガンの下、政府の緊急事態宣言を受け番組視聴率は、右肩上がりを続けているが、皮肉にもゴールデンウイーク(GW)明けには新たに収録した番組が0本になる可能性が浮上しているのだ。

「NHKが早々に大河ドラマ麒麟がくる』や連続テレビ小説『エール』の収録中止を発表したのを皮切りに、日本テレビやTBS、テレビ朝日フジテレビも最低2~3週間はバラエティー番組やドラマなどで新たな収録を中止することを発表した。現在、テレビの生放送以外で流れているコンテンツはすべて今年の1~3月初旬に撮りだめた分なんです。このペースで消化し、収録が再開されない場合はGW明けにも新撮分のコンテンツは0本になってしまう」(キー局編成関係者)

■制作会社、地方局、芸能プロダクション

 気付けば過去にどこかで見たようなドラマやバラエティー番組であふれかえっている事態になる。こうした結果、一斉にテレビ界に発生するのが負の連鎖だという。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?