コロナ感染者急増は想定外 「24時間テレビ」の実施に暗雲

公開日: 更新日:

「これ以上、感染が拡大すると本当にヤバいことになる……」と声を潜めるのは日本テレビ関係者だ。

 日テレがバッシングを覚悟の上で、8月22日(土)、23日(日)の実施を発表した同局の看板番組「24時間テレビ」。実施に踏み切った背景には、今年は常日頃から指摘されている「広告収入とチャリティー募金の線引き」を明確にすることができたからだという。

「事情を知らない人は、このコロナ禍で『24時間』をやるべきではないと言いますが、募金をしなかったらしないで困る人が実は大勢いるんです。確かに局には20億円近い広告収入は入ってくる。しかし局内には『公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会』という組織があって、毎年8億~10億円の募金が集まり、そのまま施設や障害者らに寄付されています。番組が実施されなければ、この金額は集まらないわけです」(前出の日テレ関係者)

 制作態勢については、視聴者が大勢集まるマラソンは中止。身体障害者や難病などの患者の企画も、完全リモート収録で対応するよう通達がなされているという。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」