濱崎麻莉亜さん突然の死…リアリティー番組は消滅するのか

公開日: 更新日:

 番組の出演者は、数百万というSNSのフォロワーや批判する人に直面する。全国的な憎まれ役になってしまうこともある。もともとメンタルに問題を抱えている若者にとっては、致命的な組み合わせ――といった関係者の話も載せている。

 濱崎さんがどうだったのかは分からない。が、芸能ライターの吉崎まもる氏はこう言う。

「“素人”を使うリアリティー番組は、制作費を抑えられるうえに、若者のウケがいい。SNSのインフルエンサーを起用すれば、数字の上積みも期待できます。出演者にとっても、フォロワー数増が狙える。利害は一致していますが、それは人気になれば、の話です。いざバッシングなどのトラブルが起きた場合、芸能人なら所属事務所が対処してくれたり、メンタルのケアもしてもらえますが、事務所にも入っていない素人になると、それも難しい」

 最近は芸能事務所に所属している“セミプロ”が出演するケースも増えているというが、売れっ子芸能人ほどのケアをしてもらえるかどうか、はなはだ疑問だ。

「木村さんの自殺以降、地上波のテレビ局はリアリティー番組に及び腰です。フジテレビは猛バッシングを受けましたし、今回の濱崎さんの件もある。しばらくは自粛状態が続くでしょうが、素人集団がリアリティー番組と称して動画配信するなど、アングラ化する可能性はありますね」(吉崎まもる氏)

 さらなる“犠牲者”が出ないことを祈るばかりだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩