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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

沢尻エリカ「別に」発言の際にみせた竹内結子さんの優しさ

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 プライベートでも年下の俳優と結婚して、それまでひとりで育ててきた前夫との間の長男も中学生になっていて、家族で楽しそうにしている姿を写真誌にキャッチされたりもしていた。関係者も、まったく不安を感じていなかったという。直前までいつも通りの竹内さんだったらしい。

 僕が思うに、この状況自体が“落とし穴”だったのではなかろうかという気がする。彼女自身、自分の思いに従って行動してきて、評判の良さも自覚していただろう。根が真面目なだけに、「女優竹内結子ならこんなふうに行動するだろう」というのが頭の中にあり、理想的な行動や決まりをつくっていたのではないだろうか。

 いくら経験があっても、中年に差しかかっての子育てはそれはそれで負担が大きいだろうし、年下の夫に配慮する部分も大きかっただろう。仕事に関しても、誰かに相談したという声は聞こえてこない。

 彼女は理想的な竹内結子を演じてしまっていたのではないだろうか。本音でワガママを言う場をつくらず、自分の中だけで背負い込んでいたのではないか……。年上の僕はそう考えてしまい残念でならない。

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