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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

映画界は切望しても…伊勢谷友介の仕事復帰を認めない理由

公開日: 更新日:

 大麻取締法違反の罪で逮捕・起訴され、9月30日に保釈された伊勢谷友介被告(44)が起訴直後、弁護士を通じて直筆コメントを発表した。そして保釈後は、自身が事業展開に関わった会社の関係者に謝罪と再起を誓うようなメールを送っているという。

 このことを耳にして、どうにも違和感を拭えない気分になってしまった。伊勢谷は今回、初犯ということで、執行猶予の付く判決が出ることが予想される。もちろん担当する弁護士も、それを散々、本人に伝えているはずだ。

 僕はこれまで、それが社会復帰に必要であるなら、たとえ執行猶予中でも仕事が可能であればやってもいいと言ってきた。もっとも、このところの芸能界は、執行猶予期間が過ぎてから復帰という風潮があって、それは違うと思っていた。働かなければ生活できないというケースもあるし、生きる権利はあるはずだと思っていたからだ。

 ピエール瀧が執行猶予期間中に映画の撮影に参加したと聞いた時には、それでよしとも思ったものだ。

 親しい映画プロデューサーによれば、その俳優のイメージなどもあってケース・バイ・ケースだそうだが、伊勢谷の場合は「役者として魅力的で《昭和と平成の中間の“顔”をしている数少ない俳優》だから、事情が許せば使いたい」と言っていた。つまり、映画に出資する側に反対の声がなければ、積極的に起用したいらしいのだ。

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