食欲増進! 食べ物関連本特集(1)その土地で育まれた名物・美味を味わう「47都道府県おいしいもの巡り」阿古真理著

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 今年も猛暑、酷暑を通り越し、地獄のような暑さの夏が間もなくやってくる。暑いと食欲も減退し、それがさらに体力を奪うという悪循環に陥る。そこで、読めば食欲が増進する食べ物関連の本を紹介する。

  ◇  ◇  ◇

「47都道府県おいしいもの巡り」阿古真理著

 全国を訪ね歩いてきた生活史研究家が各地で出会った食べ物の思い出をつづる食文化エッセー。

 盛岡市民が愛する三大麺、わんこそば、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺。なぜ盛岡には麺類のソウルフードが3つもあるのか。それぞれのルーツをさかのぼり、その理由に迫る。昨年、3つの中で唯一食べたことがない盛岡じゃじゃ麺を現地の人におすすめされた店で初体験。隣席の客に食べ終わった器にスープをもらう作法も教わり、堪能する。

 ほかにも、2000年代半ば、「空弁」の取材のため訪れた北海道・新千歳空港のウニ・イクラ・カニのほぐし身が詰まった夢のような丼から、コロナ禍の外出自粛期間にテレビで見てすぐに注文した福島県の会津長門屋のネオ和菓子「羊羹ファンタジア Fly Me to The Moon」、広島出身の母方の祖父母の家で食べた山帰来の葉を用いたかしわ餅など、土地土地で育まれた名物や思い出の味を、その由来とともに味わい尽くす。 (幻冬舎 957円)

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