ラサール石井
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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

50年ぶり復活「老人と子供のポルカ」に見る世相移り変わり

公開日: 更新日:

 3番は「ストスト」。「ストライキ」のことだ。当時JRはまだ国鉄で、私鉄も含めて電鉄会社はよくストライキをしていた。電車が動かなかったり遅れて走ったりしてこれも国民には「やめてけれ」だった。

 その歌が50年の歳月を経て「老人と子供のポルカ2020」として蘇った。歌っているのはなんと「ラサール石井と劇団こどもSET」この私である。

 なぜこの私にお鉢が回ってきたのかわからないが、まさか左卜全さんのカバーをするとは夢にも思わなかった。光栄至極である。

■現代版は「オレオレ」「コビコビ」も

 現代版の1番は原曲に敬意を表し「ゲバゲバ」で。2番は少々わかりにくいがコロナウイルスで「コビコビ」。最初は「コロコロ」だったが、コロムビアレコードに忖度して「コビコビ」になった(笑い)。

 3番はもちろんオレオレ詐欺の「オレオレ」と今の時代を表している。いつの時代も何か起これば真っ先に犠牲になるのは老人と子供だ。それは50年経っても変わらない。

 11月3日「レコードの日」に昔懐かしくアナログレコードで発売される。

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