著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

“好き”が高じて筒美京平トリビュートミュージカルを作った

公開日: 更新日:

 作曲家の筒美京平さんが亡くなった。80歳。昭和歌謡という呼び名はこの人の作品のためにあったのではないか。それほどに、あらゆるジャンルの音楽を取り入れ、これも、これも、え、これも、と心に響く名曲、ヒット曲を世に送り出した。

 私はとくに筒美サウンドが大好きで、自分がいいなあ、グッとくるなあと思った曲は必ずと言っていいほど筒美さんの作品であった。

 今、手元に「HISTORY」というCD8枚組の筒美京平ベストアルバムがある。1967年から1997年までの30年間でヒットした曲が160曲あまり収録され、そのどれもが聴き覚えのある曲で、なおかつ、そのどれもが歌詞カードなしでそらで歌える。

 もちろんこれ以外にもヒット曲はあるのだから、ほぼ年に6曲、一見少ないようだがコンスタントに2カ月に1曲ヒットを出し続けるというのは誰にでもできるものではない。それもシンガー・ソングライターではない。あらゆる歌手に歌わせてヒットさせるのは至難の業だ。まさに天才である。

「魅せられて」「男の子女の子」「木綿のハンカチーフ」「仮面舞踏会」、そして「サザエさんのテーマ」まで。その才能は多岐にわたる。まだ全世界に有名になる前のスリー・ディグリーズが歌った「にがい涙」は絶対アメリカの曲のカバーだと思っていたら、これも筒美作品だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず