著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ダメな部分をさらけ出す落語好き「R-指定」の業の肯定

公開日: 更新日:

「高1の時はおもろいと思ってたんや……」(R―指定/テレビ朝日「イグナッツ!!」11月3日放送)

 MCバトルで絶対的な強さを誇るラッパーのR―指定(29)と、「世界一」の称号を持つDJ松永(30)からなるHIP HOPユニット「Creepy Nuts」。現在は本業の音楽はもとより、お笑いコンビEXITと共に冠番組を持つなどバラエティー番組を席巻している。千鳥のノブをして「最近テレビがR―指定さんに頼りすぎ!」(AbemaTV「チャンスの時間」2020年8月5日)と言わしめるほどだ。

 そんなR―指定は、ラップを人前で披露し始めた高校時代、その名前を笑福亭や三遊亭などの落語家を模して「R―指亭」という表記にしようとしていたという。当時のmixiのアカウント名は本名の「恭平」から「R指亭狂HEY」だった、と松永に暴露されてR―指定がこぼした一言が今週の言葉だ。

 もともと、R―指定が落語に興味を持ったのは、HIP HOP界の憧れの大先輩であるライムスターの宇多丸がその名を桂歌丸から採ったことから。実際に落語を聞き始めたのは19~20歳の頃だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー