杉咲花vs上白石萌音 NHK期待「次世代女優」勝つのはどっち

公開日: 更新日:

2人の“確執”を指摘する声も

 上白石は佐藤健(31)と共演した今年1月期の連続ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)で本格ブレーク。その上白石に篤君を演じさせるのは「局として彼女を大女優に育てる」というNHKの強い意志を感じさせる。今後も、上白石とNHKは良好な関係が続くだろう。数年後、上白石が大河ドラマで主演を張ることもあり得る。

「NHKはここ数年の大河ドラマの低調な数字に危機感を強めています。制作スタッフの中には“半ば固定しつつあるドラマのキャスティング”に問題があるとみる人もいます。そこで、柔軟性を持たせるために昨年の『いだてん』から杉咲、他局ですが『恋つづ』で透明感あふれる演技を見せた上白石を起用したのです」(NHK関係者)

 この2人に浅からぬ因縁があるという声も聞く。

「昨年10月に公開された映画『楽園』でヒロインを演じたのが杉咲です。そして、この作品の主題歌『一縷』を歌ったのが上白石でした。第76回ベネチア国際映画祭の公式イベントにも出品されるような話題作だったにもかかわらず、舞台挨拶やイベント出演といった一連のプロモーションに杉咲と上白石が顔を揃える機会はほとんどありませんでした。表向きは上白石が『恋つづ』の撮影で忙しかったためとされていますが、2人の“確執”を指摘する声も一部でありました」(女性誌記者)

 今話題の“共演NG”かと思いきや、騒いでいるのはごく一部の外野だという。

「ただ、2人がお互いを意識し合ったとしても無理はありません。杉咲と上白石は学年で言えば“タメ”ですからね。本人たちが意識していなくても、周囲が『負けるな!』とハッパをかけている可能性は否定できません」(芸能プロ関係者)

 杉咲と上白石の出世レースで、頂点に立つのはどちらになるのだろうか。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした