著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メリー喜多川氏はスキャンダルからタレントを守り抜いた

公開日: 更新日:

 メリー氏と対峙した記者から後に聞いた「スキを見せたらそこを突いてくる。失言も見逃さない。怖い相手です」という話も納得がいった。

 今でこそ熱愛記事は完璧な証拠が必要な時代だが、当時の女性誌にそこまでの機動力はない。メリー氏率いるジャニーズは大きな壁となった。「スキャンダルからタレントを守る芸能プロの基本的な姿勢を貫き通した人」という評価もされている。

 タレントの数が増えただけスキャンダルはある。複数の証言より決定的な一枚の写真のほうが強いインパクトを持つ。女性誌に代わり「動かぬ証拠」の写真を突き付けたのが写真誌だった。近藤真彦田原俊彦東山紀之と、ジャニーズを背負ったアイドルも写真誌のターゲットになっていった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」