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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メリー喜多川氏はスキャンダルからタレントを守り抜いた

公開日: 更新日:

 男性アイドルの出現は週刊誌の世界にも大きな影響を与えた。「明星」「平凡」を筆頭に芸能誌は彼らの特集をすれば売れた。女性誌はそうはいかない。芸能誌にまともに対抗しても勝てるはずもない。

 芸能誌が表の顔なら女性誌は裏の顔。スキャンダルにもシフトを敷いた。この動きを排除してきたのがメリー氏だった。

 仲良さそうにお茶を飲んでいただけでも「交際」と記事にしていた時代。「よくあんな嘘ばっかり書けるわね」と女優に言われたこともあったが、「有名税」でなんとなく許されていたが、ジャニーズには全く通用しない。フォーリーブスの江木俊夫の女性話だった。写真など決定的な証拠があるわけではない。事務所にあたると「どこにそんな証拠があるの」とメリー氏の話を伝えられ、記事のトーンも抑え気味になることが度々あった。

 記事のチェックも細かい。固有名詞の漢字を間違えれば(誤字)、広報を通じて抗議してくる。メリー氏は「こんな単純な間違いをする記事は誰も信じない」という一事が万事の考え方だと思った。

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