今年のM-1不評で…和牛とミルクボーイが再評価されるワケ

公開日: 更新日:

「やはりM-1では、ボケとツッコミの軽妙な掛け合いという正統派の漫才を楽しみたいわけです。そういう意味で今年は、『見取り図』以外の2組は、ボケの動きに一方的にツッコむという“変化球”だった。それも新しい形の漫才なのかもしれませんが、多くの一般視聴者はついていけなかった、疑問を感じたんじゃないでしょうか」

 確かに、ネット上には〈今年こそ『和牛』がいたらなあ〉〈改めて昨年の『ミルクボーイ』は面白かったなあ〉なんて声も少なくない。

「『和牛』も『ミルクボーイ』も、ボケとツッコミの妙で観客を笑わせる、まさに正統派の漫才。今年のM-1を見た視聴者から再評価されるのも分かります。今年はコロナ禍もあって、世間のムードは沈みがち。M-1の制作サイドにも勢いでも何でもいいから、とにかく視聴者を笑わせようという思惑があったのかもしれませんが、正直、今年のM-1で一番笑えたのは、オール巨人松本人志ら審査員の掛け合いだったような気もします」(前出のエリザベス松本氏)

 また「今年のM-1に去年の『かまいたち』が出ていたら、間違いなく優勝していたはず」(お笑い芸能プロ関係者)なんて指摘も。 

 果たして来年はどうなるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」