著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

Yahoo!検索大賞を受賞 “鬼滅声優”花江夏樹の見逃せない3作品

公開日: 更新日:

 そして出会ったヒロイン「宮園かをり(みやぞの かをり)」を通して、彼は「なんのためにピアノを弾くのか?」という自分自身やトラウマと向き合っていくというストーリーだ。

 サクセスストーリーではなく、恋愛の要素もあれば、彼に影響されたその他の音楽家とのライバル関係や友情など、様々な要素が含まれている。さらに物語の最後は、涙なくしては見られない悲しい結末だが、だからこそ誰かを愛することの素晴らしさを教えてくれる。

 主人公の有馬には、湖の底のような仄暗くぼやけた輪郭しか掴めないミステリアスさが最初はあった。しかし大切な人と出逢い、かつて大切にしたかった想いを思い出し、過去の辛さと決別する過程で、有馬は「ただ母の愛を求めていた少年だった」ということが見えてきた。

 花江さんはそのグラデーションを仰々しくなく、しかし淡々としすぎるわけでもなく、どんな心情の時も有馬を「ありのまま」演じていた。放送から6年経つが、今でも友達にオススメするほど心に残り続けている作品だ。


■『東京喰種 トーキョーグールー』

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る