著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

ついに「嵐」完結へ…21年間絶え間なく進化し続けた集大成

公開日: 更新日:

 海外クリエイターと、米津玄師氏をはじめとする日本クリエイターの楽曲が収められている今作だからこそ、通して聞いてみることにより、気づいたことがあった。

 5人の重なり合った声が、楽曲に合わせて表情をこんなにも変えるということだ。嵐のハーモニーの心地よさ、素晴らしさは知っていたつもりだったが、その魅力にはまだ先があったらしい。

 嵐という個性は損なわず、しかし楽曲によって表情を変え、魅せ方を変えることができる。彼らの21年分の「姿勢」や「生き方」のようなものがその「ハーモニー」に顕著に表れており、耳だけでも「飽きさせない」嵐の底力も同時に感じることができた。

■愛と共にあった嵐の姿

 大晦日のライブが活動休止前の最後のライブとなるが、ファンクラブ会員だけでなく、一般の人もチケットさえ購入すれば見ることのできるライブとなっている。

 緊急事態宣言の際に、YouTubeにて公開された嵐のライブ映像が筆者にとって初めての「嵐ライブ体験」となったが、噂以上のホスピタリティとクオリティ、演出の数々に素直に驚いた。画面越しにもかかわらず、まるで夢の国に迷い込んだかのような気持ちになったことを今でもよく覚えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に