チケット即完売 激アツのスポーツ漫画「ハイキュー!!」の魅力
筆者はバレーボール経験者だが、「ハイキュー!!」に触れている時は、必ずリアルなバレーボールの試合を見ているような錯覚に陥る。手に汗を握りながら見たり、画面の前で本気の応援をしてしまったり。それは少しでも描写に違和感があったらできないことだ。
対戦相手として個性豊かなチームや選手が登場し、それぞれが努力し、伸ばした武器でしのぎを削る展開になるのだが、勝敗が必ず決まってしまうことの残酷さ、ひとつのボールをみんなで繋ぐ絆、満身創痍になりながら貪欲にチームで勝とうとする姿など、毎話どうしても涙が止まらない。
■負けて、失敗するからこそ強くなる
バレーボール作品としての面白さを落とし込んでいるところはもちろん、やはりキャラクターがなんと言っても魅力的だ。作中に登場する誰もがハンデを強みにし、弱点を乗り越えることで強みに変えている。