國村隼は幅広い役で引っ張りダコも…柔軟に対応できるワケ

公開日: 更新日:

〈期待してなかったけど、見たらすごくよかった〉〈今期の大穴かも〉――ネット上の評判は上々だ。吉田羊(年齢非公表)と國村隼(65)W主演の連ドラ「生きるとか死ぬとか父親とか」(テレビ東京系、金曜深夜0時12分)の話だ。

 愛嬌はあるが自由奔放な父親と、それに振り回される中年の娘の日常を描いた物語。派手な展開はないが、母を亡くして2人っきりとなった父娘の心の機微を丁寧に描いている。

「吉田さんと國村さん、ドラマの中の2人はあまりに自然な“普通の親子”で、まるで本当の父と娘の日常会話を盗み見しているような気分になるほどです」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう続ける。

「温かな何かに包まれたような気持ちになるドラマで、視聴中に何度か“キュン”としました。それは恋愛のキュンではなく、自分の幼い頃や古き良き昭和暮らしや、過去の体験談を思い出したりという、ノスタルジー的な意味合いのキュンです。若い世代には退屈な面もあるかもしれないですけど、アラフォーから上の世代には心に染みるものがある。特に國村さんの演技が素晴らしくて、毎回見入ってしまいます」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…