著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

人口5000万人の韓国には監視カメラ800万台!それでも犯罪は減らない

公開日: 更新日:

 人口5000万人の韓国で800万台のカメラはさすがに多いと感じるが、ソウルの街を歩いてもまったく気にはならない。この点、現地に住む韓国人も「韓国ではむしろ住民のほうから『ここは死角だからカメラを設置してほしい』と警察や自治体に要望しています」と言うほどで、防犯意識が高いのだ。監視カメラによって市民の安全が守られているという考えで「プライバシーも大事だけど、これだけカメラが多くても犯罪は起こっている。少なかったら大変」という声も。

 昨年は医療事故防止のために病院の手術室へのカメラ設置を要望する声が高まった。今年は公園で行方不明になった医大生が遺体となって発見される事件が発生。公園のカメラ設置数を増やすべきという声も上がっている。

 設置台数は首都ソウルの中でも高級住宅街の江南(カンナム)区が一番多い。設置率はソウル全体の10%を超え、カメラ1台当たりの住民数は単純計算で112人というが、その割に性犯罪の件数も最多という。台数がこれだけ多いのに犯罪が減らないのは本末転倒ではないか。“慣れ”って怖い。

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