著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

広がる地銀再編“3つの条件”「群馬新潟FG」がモデルケースに

公開日: 更新日:

 地方銀行(地銀)の再編が本格的に動き始めた。千葉県の地銀で首位の千葉銀行と、3位の千葉興業銀行は3月25日、2027年4月に経営統合することで最終合意した。持ち株会社「ちばフィナンシャルグループ(FG)」を設立し、両行が傘下に入る。

 さらに、翌26日には、第四北越銀行を傘下に持つ第四北越FG(新潟市)と群馬銀行(前橋市)が、27年4月に経営統合することで最終合意した。持ち株会社の社名を「群馬新潟FG」とし、2行が傘下に入る。

 続く27日には、静岡銀行を傘下に持つしずおかFGと愛知県の名古屋銀行が、28年をめどに経営統合する方向で最終調整していることが明らかになった。「両行は4年前から提携関係にあり、主要な産業である自動車業界の取引先支援などで連携を進めてきた」(関係者)という経緯がある。

 いずれの動きも、「金利のある世界」へ移行する中、規模拡大と合理化によって、生き残りを図るのが狙いだ。統合後の総資産は20兆円を超す地銀上位グループの誕生となる。

 特に第四北越FGと群馬、しずおかFGと名古屋の統合は、県境をまたいだ「越境統合」であり、中でも第四北越と群馬の連合は、「持ち株会社の本店を東京に置く」という、これまでに例をみない布石が打たれている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  3. 3

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  4. 4

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    高市首相「中傷動画」への“追及地獄”継続確定! 与党の自民維新が大混乱で「会期延長」不可避

  2. 7

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  3. 8

    森保監督の「1年続投案」は消去法か…日本サッカー協会31億円赤字でクビが回らぬ懐事情

  4. 9

    本木雅弘の長男UTAがNetflixで俳優デビューも…“ガス人間”役への大抜擢は「また2世」か「実力」か

  5. 10

    田中みな実の結婚&妊娠で小芝風花、河合優実、長澤まさみの動向に芸能記者が熱視線のワケ