(4)仕組みで「救命」…関西万博はAEDが150台設置されていた

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 市中にAEDは増えました。日本には約69万台が設置されており、その数は世界でもトップクラスといわれます。けれど、救急現場でAEDが実際に使われている割合はまだ高くありません。

「使わない」のではなく、どこにあるか分からない、触ったことがない、間違えたら怖い、そんな“ためらい”が、命とAEDの間に壁をつくっているのだと思います。救命救急は、勇気ある誰かのものではありません。必要なのは“知識”です。助けを呼ぶ。119番をする。胸を押す。AEDがあれば使う。完璧でなくていい。最初の一歩で、生存率は変わります。

 その“ためらいの壁”を、社会の仕組みで越えようとした象徴が大阪・関西万博です。万博会場では、心停止から3分以内にAEDを使用できるよう、「1台のAEDの活用範囲を直径150メートルとして屋外に配置」し、AEDは150台以上が設置されていました。

 さらに心停止が疑われる事案では、「AED GO」のアプリを組み合わせてスタッフが現場に駆けつける医療体制も運用されました。

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