著者のコラム一覧
藤江直人ノンフィクションライター

1964年、東京都渋谷区生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後に産経新聞社に入社。サンケイスポーツでJリーグ発足前後のサッカー、バルセロナ及びアトランタ両夏季五輪特派員、米ニューヨーク駐在員、角川書店と共同編集で出版されたスポーツ雑誌「SPORTS Yeah!」編集部勤務などを経て07年からフリーに転身。サッカーを中心に幅広くスポーツの取材を行っている。サッカーW杯は22年のカタール大会を含めて4大会を取材した。

森保一監督が英国遠征2連勝で見せた確かな変化 慎重居士が描く勝利へのシナリオを読み解く

公開日: 更新日:

 ワールドカップイヤーに突入して、サッカー日本代表の戦い方が変わった。正確に言えば、選手の起用法を含めた森保一監督のさい配が変わった。スコットランド、イングランド両代表をともに1-0で撃破した、3月下旬の国際親善試合2連戦における収穫のひとつと言っていい。

 敵地グラスゴーのハムデン・パークへ乗り込んだ3月28日(日本時間同29日)のスコットランド戦。そして、ロンドンの聖地ウェンブリー・スタジアムで対峙した31日(同4月1日)のイングランド戦でも、指揮官は<3-4-2-1>システムで選手たちを送り出した。

 森保監督は2024年の6月シリーズから、それまでの<4-2-3-1>システムをスイッチさせていま現在に至っている。きっかけはロングボールを徹底的に放り込まれた末に、イラン代表に逆転負けを喫してベスト8で敗退した同年1、2月のアジアカップにあった。

「世界のトップ基準にいる日本の選手たちを、ベストの形で起用できるのは<3-4-2-1>システムだとアジアの戦いで思わされた、というのがありました」

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