著者のコラム一覧
佐藤雫作家

1988年、香川県生まれ。「言の葉は、残りて」で第32回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。著書に「白蕾記」「花散るまえに」ほか。

(4)奥羽の山々も初夏の色

公開日: 更新日:
イラスト・鈴木ゆかり

 多佳も悠も「おっしゃる通りにございます」と、聞き入っている。

「殿様は、ここ十年、浄法寺の漆の取れ高が減っていることにお気づきになられたのだ。その理由を知るべく、漆を採取する漆掻き職人たちの声を聞きたいと。ゆえに、ご幼少のみぎりより仕え続けたこの相沢一弥を殿様の御耳として… 

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【連載】江戸おんな職人余録 第四弾 漆の一滴

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