コメ在庫の異常なダブつきに農水省も打つ手なし…前年同月比の約1.5倍“300万トン”に到達で価格暴落の可能性
大幅な供給過多の状況が、またも表面化した。
農水省は先月31日、2月末時点のコメの民間在庫量が、前年同月末(205万トン)の約1.5倍にあたる300万トンだったと発表した。前年比95万トンも増え、直近10年で最も多い水準だ。
実際、米価が高騰し続けた結果、消費者のコメ離れが生じている。生産者や卸売業者などで組織する「米穀機構」は先月25日、「米の消費動向調査」の2月分の結果を公表。1人あたりの1カ月の精米消費量が、昨年4月から今年2月までの毎月で、前年同月比1.8~10.2%の幅で減少し続けているという。
こうした需給のゆるみもあり、最近の米価はゆるやかな下落傾向に転じている。農水省の発表によると、先月22日までの1週間に全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は、前週より2円安い3978円(税込み)。6週連続の下落だ。
■流通業者が大損、生産者の意欲もダウン
もはや米価は“下げ要因”しかなく、暴落の危機さえささやかれている。更なる値下がりを待ち望む消費者をよそに、「下がりすぎても困る」と冷や汗をかいているのが、コメの流通業界だ。
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