死にたいといわれたらどうすればいい?(2)相談は1人で受けず支え手を広げる努力を
実際に自殺する人は少ないが、人は生きているうちに何度か死にたいと思うことがある。ときに、身近な人から真面目な顔で「死にたい」と打ち明けられることもあるだろう。よもや本当に実行することはない、単に気を引こうとしているだけだ、と思っていても、万が一のことを考えればおざなりにはできない。そんなとき、どのように振る舞ったらいいのか? 和光大学現代人間学部心理教育学科の末木新教授に話を聞いた。
「大事なことは、慌ててすぐに死なないように説得しようとしないことです。『そんなこと言うなよ』『前向きに考えて』『もっと頑張って』といった言葉は、言う側は励ましているつもりでも、言われた側からすると、『わかってもらえなかった』と感じやすいと思います」
■励ましより傾聴に徹し、時に沈黙の共有
話題をそらす、激励する、一般論を押し付ける、叱る、批判や助言を急ぐ、「なぜ死にたいの?」と質問を連発する……。これらは「自殺をほのめかされた相談相手」が行いがちな振る舞いだが、避けた方が無難だと末木教授は言う。


















