著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(112)GHQ検閲下で旧軍人たちの「本音」はどこに宿ったのだろうか

公開日: 更新日:
1949年刊行の「きけ わだつみのこえ」(右)と「第二集 きけ わだつみのこえ」/(C)共同通信社

 こうして見てくると、アメリカを中心とする連合国の占領支配を受けた6年8カ月の間、旧軍人や軍属、学徒兵らが体験手記や証言を残した背景には、次の4つの局面があったと言えるだろう。

1、東京裁判や各地のBC級戦犯裁判における証言、および遺稿。
2、戦時体験を密かにつづっていた… 

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