抜歯ができなくなる! 麻酔薬不足で歯科医から悲鳴が…混迷するイラン情勢も追い打ち
イラン情勢の混迷により、石油由来の医療資材の供給に支障が生じ始めている。特に悲鳴を上げているのは、歯科医だ。問題となっている麻酔薬不足が一層、悪化する恐れがあるのだ。
千葉県内の医師・歯科医師で構成される「千葉県保険医協会」は先月11日、歯科用の麻酔薬等が入手困難な状況が続いているとして、薬剤不足に関するアンケート調査の結果を公表した。会員から200件の回答が集まり、薬剤の不足を「感じている」との回答は、93.5%にあたる187件に上った。
自由意見欄では「どの医院も麻酔薬がギリギリ」「麻酔なしで診療せざるを得ない」など悲痛な声が寄せられた。
■主要メーカーの生産が滞り
なぜ、麻酔薬の供給が不安定になっているのか。主な要因は、主要メーカーの生産が昨年9月から滞っていることだ。製造設備を更新した際にシステムトラブルが発生し、現在まで生産体制が回復していない。また、麻酔薬の薬価が低いため、製造会社が必要最小限しか生産したがらないことも一因となっている。
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