宍戸錠さんは大スターなのにフランクな人 スタッフを仕事をする「仲間」として認めていた
1970年代、私の子供時代の宍戸さんといえば「ゲバゲバ90分」や「どっきりカメラ」でコントやギャグに登場する、イケメンというより、ほっぺたが膨らんだ面白いオジサンでした。
ちょうど頬のふくらみを除去された直後にお仕事でご一緒しました。「言えることはなんでも言うから、遠慮なく聞いてね」とハスキーボイスで切り出されて、まるで近所のオジサンとでも話しているような、それでいてちゃんとスターのオーラも持ってらっしゃる。声がけしただけで、楽屋の空気が一気に“宍戸色”に染まりました。
「顔のシワは増えていくのに、ここ(頬)だけ張りがあったら変じゃない。普通の爺の顔になりたいなと思って」と除去手術をされたきっかけを語ってくださいました。
「なんの躊躇もなかったですよ。これで仕事がなくなればそれだけのものだったっていうことだから」とあっけらかんとしていてビックリ。
そもそも頬を膨らませることになったのも「二枚目には旭(小林旭さん)がいたから、悪役をつくりたかったんじゃないのかな。俺も若い時はけっこうイケメンだったからね」と笑い、頬を膨らませる提案を受けた時も「どうなるかわかんないけど、面白そうじゃない?」と抵抗もなかったそうです。


















