欧州のミステリードラマには深みがある 日本の刑事モノとはレベルが違う

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 9月からは、BS11でさらに2本のヨーロッパミステリーがスタートした。「ヴェラ~信念の女警部~」は、事件が起きると寝食を忘れて捜査にのめり込み、部下を怒鳴り、こき使うパワハラ女性警部の話。大英帝国勲章を受章している名優ブレンダ・ブレシンが演じていて、これまた強烈な個性派だ。

 もう1本の「刑事モース~オックスフォード事件簿~シーズン3」は、オックスフォード大学中退の秀才が新人刑事となり、その明晰な頭脳で難事件を解決するのだが、人見知りで、犯人と出会って当惑する人間くささが初々しい。イギリスでは「最も好きな探偵」の第1位なのだそうだ。

「こうしたすてきなキャラを一流の俳優が演じ、推理小説『カササギ殺人事件』のアンソニー・ホロビッツら手だれの作家が脚本を書き、制作費をたっぷり使って作るのですから、面白くならないはずがありません。アメリカの警察ドラマのように、やたらにドンパチやCGがないのも好ましい」(テレビ評論家)

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