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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<63>家政婦のドラ子は野崎社長に「2億円を貸して欲しい」と懇願した

公開日: 更新日:

「そやろ? 貸してくれなかったら自殺しますって泣き落としにかかって、大変や。今、ドラ子はアプリコにいるんやけど、掃除も中途半端なのに、今日のお手伝い分の日当2万円をくれとも言いだして」

「2万円? (お手伝いの)大下さんよりも多いじゃないですか。体だけじゃなくて神経も随分と太いんですね」

 なんだ、この日は? 電話を切って呪われているんじゃないかと思った。

 かんぽの宿にはマコやんと一緒に行くことになり、夕方ホテルに車で迎えに来てもらった。

「どうですか? ドラ子問題は片付きましたか?」

 助手席に腰掛けて聞いた。

「経理の佐山さんがお手伝い分を支払った。佐山さんは用事があるから宴会を欠席するけど、ドラ子をJRの紀伊田辺駅へ送って行くって」

「しかし、昼の2人組といい、ドラ子といい、考えられないような日ですね」

「そうや、不思議な日やなあ~」

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