著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<74>生前のドン・ファンにゴマすり…早貴被告の後見人を名乗り出た元従業員M

公開日: 更新日:

 吐き捨てるようにマコやんが言った。

■上から目線の態度があきれられる

 Mはドン・ファンにはゴマをするが、アプリコの従業員に対しては呼び捨てで命令をすることもあって、上から目線の態度があきれられていた。

「なんでアイツにオレが従わなければならないんや」

 マコやんはMのことを嫌っていたし、佐山さん以下の従業員たちも同じだった。ただ、大下さんとMは古くからの付き合いだったから仲は悪くなく、そこに加わるのが某代議士の秘書をしていると自慢するOだった。実際は10年以上前に辞めているのに秘書とか元秘書と名乗ってドン・ファンの自宅にしばしば顔を出していたが、それは金の無心のためだった。

 年齢はMが一番上でOと大下さんは同年配であるが、Oはケガをしているとかで通夜も葬儀にも姿を現さなかった。

 早貴被告がアプリコで信頼を寄せていたのはマコやんで間違いない。彼はドン・ファンに尽くし、その妻である彼女の世話もしていた。彼女がアプリコに行くことはほとんどなかったが、それは佐山さんと反りが合わなかったからである。

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