ザックバランで魅力的な大津嶺子姐サン、又呑みまひょ!

公開日: 更新日:

 過日、なんて気取るこたあないですが、この間久し振りに、先輩女優サンから電話があり、東京に来たから会いましょ、と云われまして、喜び勇んでお会いしやして。アタシ共の稼業は本当に一期一会でありやして、十年も二十年も会わないという仲間というか役者サンが、いかに多いことか。ホントに仲が良い気の合う人でも、イヨーエッ三、四年振りか? なんて事はザラの世界であります。

 コノ世界友達が出来ないってのは常識みたいなモンで、映画、テレビの世界は仲良くなっても、互いの出番スケジュールが違うから、互いにエンリョして誘わない。昔撮影所で後輩の役者が、イヤー石倉サン久し振りです、今日終ったら呑みましょうよってんで、ヨシ行こうなんて約束して待ってたら、その役者のマネージャーが飛んできて、済みません明日一番のロケで早いモンですから、又という事にって云うからオレも一緒だよって云ったら、イヤ明日は長ゼリフがあって大変なんですと云う。オー判った判った、もういいよ、けど断んなら本人が来いって云っとけよ! てな塩梅で時代は移っていくんですよ。

 で、この件の女優さん、アタクシは密かに尊敬申し上げてんですが、元松竹新喜劇で大いに活躍されて、現在はフリーの立場で活躍されてまして、「私みたいな地味な役者のこと、よう知っててくれて」みたいな謙譲さで、アタシの方からの一方的な思いで仲良くさせてもらってんですがね。良いんですなあ芝居が、スッとしていて、何気ない仕草、喋り方、それこそ舞台生活何十年になるのか、根掘り葉掘り聞いたら怒られるので。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波