初の自叙伝「くすぶり中年の逆襲」を出版した錦鯉を直撃! “アラフィフの星”が抱く野望とは

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 昨年の「M-1グランプリ」ファイナリストで注目を浴びた錦鯉が初の自叙伝「くすぶり中年の逆襲」(新潮社)を発売した。超遅咲きブレークで今や「アラフィフの星」と呼ばれる、長谷川雅紀(50)と渡辺隆(43)、2人の野望を直撃した。

  ◇   ◇   ◇

 ーー錦鯉バブルはなぜ来たのでしょうか?

長谷川(写真左) 第7世代が人気になって、その反動でオジサンが新鮮に映ったんじゃないでしょうか? コロナでも明るく前向きなのが良かったのかもしれないですね。

 ーーこの人気はいつまで続くと思う?

渡辺(同右) いつ消えてもおかしくないと思っています。

長谷川 次のファイナリストに仕事が行っちゃうんじゃないかと心配で、引っ越しなんて怖くてできません。

 ーー心が折れた瞬間は?

長谷川 何度もありますよ、30歳で芽が出ないし、40歳で前のコンビを解散した時はもう辞め時だと思いました。

 ーー有名になって良かったことは?

長谷川 もう一生会えないと思っていたダウンタウンさんや、タモリさんにお会いできたことですね。

渡辺 テレビでしか見たことのなかったセクシー女優の北条麻妃さんにお会いできたことですね。本当に顔が美しくて。

 ーー錦鯉と言えば長谷川のおバカぶりが有名だが。

渡辺 事前に打ち合わせたのと違うネタを始めたり、あり得ないことが起きます。

長谷川 はい、いつも!

相方は災害と同じだから対処するだけ

 ーー原因は?

渡辺 相方は災害と同じですから、追及はしません。予測できないから対処するだけで議論はしません。議論できると思います? 雨が降ったから傘をさすのと同じです。

 ーー給料の使い道は?

長谷川 同じアパートの後輩に交通費を借りて仕事に行くぐらいでしたが、誕生日プレゼントとか、ご祝儀とかようやく人並みにできるようになりました。あと奥歯8本インプラントを入れる予定です。18年ぶりにモノを噛んで食べられるようになるのが楽しみです。

 ーーそんな今の月給は?

長谷川 車が買えるくらい。

渡辺 そんなにないだろ。

長谷川 軽自動車の中古が買えるくらい。

 ーーこれからやりたいことは?

長谷川 事務所のみんなでお笑い全国ツアーしたいですね。

渡辺 温泉地限定で。オジさんなのでライブの後温泉は必須です。

 ーー所属事務所のソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)といえば、バイきんぐ、コウメ太夫ら変わり種の宝庫。なぜSMAでブレークするのか?

渡辺 履歴書出して面接さえすれば入れるんです。

長谷川 来たもの全部入れるから、素人より面白くないコウメ太夫もいるんです(笑い)。他事務所でクビになった芸人ばかりで、みんな虐げられて傷だらけだから優しいんです。上下関係なくて、お互いにアドバイスし合えるのは他と違うみたいですね。

 ーーとはいえ自叙伝の内容は薄めだが。

長谷川 7巻になるのでまだ序章です。映画化も予定してます、みなさんが買ってくれれば!

(取材・文=岩渕景子/日刊ゲンダイ)

 直筆メッセージ入り著書を2人にプレゼント。希望者は、はがきに①好きなタレント、嫌いなタレントとその理由②氏名③住所④電話番号⑤年齢⑥職業を明記の上、〒104-8007 日刊ゲンダイ芸能編集部「錦鯉プレゼント」係まで(12月10日必着)。賞品の発送をもって当選者の発表に代えさせていただきます。

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