「2021ブレイクタレント」10組中5組がM-1ファイナリスト 引く手あまたの納得理由

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 テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターは1日、恒例となっている「2021テレビ番組出演本数ランキング」を発表した。調査は、2021年1月1日~11月21日のNHKと民放5局への出演本数をカウントしたもの。1位=設楽統(48、バナナマン=530本)、2位=川島明(42、麒麟=486本)、3位=博多大吉(50、博多華丸・大吉=478本)という結果だった。

 同ランキングは帯番組のMCを務めるタレントが上位に来ることが多いのだが、同時に発表される「2021ブレイクタレント」では、昨年に比べ、出演本数を激増させたタレント上位10組を紹介しており、文字どおり今年露出が急増したタレントの指標になる。

 その結果は、1位=マヂカルラブリーおいでやすこが(同率で290本増)、3位=ニューヨーク(243本増)、4位=見取り図(197本増)、5位のヒコロヒー(192本増)を挟んで、6位=錦鯉(175本増)と、なんと10組中5組が、昨年末(2020年12月)に行われた「M-1グランプリ2020」のファイナリストなのだ。

 同ランキングの過去5年のデータを遡ってみても、「前年のM-1のファイナリスト」がここまでたくさんトップ10に顔を出すケースは珍しい。

 ちなみにここ5年で、同様のパターンを見てみると、2016年=2組(メイプル超合金、トレンディエンジェル)、2017年=2組(カミナリ銀シャリ)、2018年=0組、2019年=2組(霜降り明星ミキ)、2020年=2組(ぺこぱミルクボーイ)となる。それが今年は一気に5組だ。

大会自体が変容

 お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。

「2018年に霜降り明星が優勝したあたりから、M-1の性格が変わってきたような気がしますね。“第7世代”といわれる若手の活躍などもあり、今まで以上に、無名芸人が一気にスターダムに駆け上がる場となっています。お笑い好きには有名でもお茶の間の知名度はまだ低い“次にブレークする芸人”が一堂に会する場になってきていると思います。影響力は大きいですね」

 確かに、多くのお笑いの賞レースがある中、「M-1」の人気や注目度は断トツ。さるお笑いプロダクション関係者はこう話す。

「ライブで何度もネタをかけて、芸人同士議論させてM-1に向けてネタを磨いていきます。事務所の中で一組でも決勝まで残れたら、それで営業もできますから」

■地肩が強い即戦力

 前出の遠田氏が続ける。

「M-1は、2010年にいったん休止となった後、2015年から再開されましたが、再開後、出場資格が『コンビ結成10年以内』から『15年以内』に拡大されたことも大きいと思います。大会のレベルは上がり、お笑いの地肩がより強い芸人がファイナリストに残るようになった。大会後、バラエティー番組に出演するようになっても即戦力として十分通用するんです。さらに今では、次世代のブレーク芸人を求めて、決勝だけでなく準決勝や準々決勝もチェックしている業界関係者は多いです」

 優勝を逃したファイナリストでさえ一夜にして人生が変わる可能性を秘めた「M-1グランプリ」。今年の決勝(12月19日開催)では、どんな新たなスターが生まれるだろうか。

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