NHK紅白歌合戦“男女対抗戦”は廃止か…総合演出「後戻りできないような形を残した」

公開日: 更新日:

■「見せ方をアップデートすることはできた」

 福島氏は今回の紅白で、「司会(の役割)」と「ロゴ」と「優勝旗(の授与の廃止)」の3つを変え、「紅白の見え方、見せ方をアップデートすることはできたのかなと思います」と胸を張る。紅白は今後も変わるのかという質問には「少なくとも、僕は後戻りできないような形を残しました」と言い切っている。

 果たして次回、今年末の紅白は変わるのか。「大きな改革は2つあります」と記者に耳打ちするのは同局のさる幹部局員だ。

「紅白の基本コンセプトだった男女対抗戦を廃止する方向で検討中です。“歌合戦”の部分は残し、男女混合チームが紅組と白組に分かれて点数を競い合う。アーティストの出身地による東西対抗、世代別対抗、またはAIによる選抜チーム対抗など、あらゆる可能性を考えています」

 2つ目の改革は放送時間の短縮を目的とした2部制の廃止だという。

「1部、2部といった区分をなくし19時からの4時間という時間帯で編成する。1部制を採用することで出場者をさらに厳選し1組当たりの出演時間をもっと増やすなどの対応も考えている」(前同)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

  2. 2
    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

  3. 3
    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  4. 4
    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

  5. 5
    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

  1. 6
    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

  2. 7
    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

  3. 8
    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

  4. 9
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10
    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」

    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」