NHK紅白歌合戦“男女対抗戦”は廃止か…総合演出「後戻りできないような形を残した」

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■「見せ方をアップデートすることはできた」

 福島氏は今回の紅白で、「司会(の役割)」と「ロゴ」と「優勝旗(の授与の廃止)」の3つを変え、「紅白の見え方、見せ方をアップデートすることはできたのかなと思います」と胸を張る。紅白は今後も変わるのかという質問には「少なくとも、僕は後戻りできないような形を残しました」と言い切っている。

 果たして次回、今年末の紅白は変わるのか。「大きな改革は2つあります」と記者に耳打ちするのは同局のさる幹部局員だ。

「紅白の基本コンセプトだった男女対抗戦を廃止する方向で検討中です。“歌合戦”の部分は残し、男女混合チームが紅組と白組に分かれて点数を競い合う。アーティストの出身地による東西対抗、世代別対抗、またはAIによる選抜チーム対抗など、あらゆる可能性を考えています」

 2つ目の改革は放送時間の短縮を目的とした2部制の廃止だという。

「1部、2部といった区分をなくし19時からの4時間という時間帯で編成する。1部制を採用することで出場者をさらに厳選し1組当たりの出演時間をもっと増やすなどの対応も考えている」(前同)

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