小池栄子は月9ドラマ初出演なのに「また?」 大泉洋に続く“連投”に食傷気味の視聴者も

公開日: 更新日:

日曜夜の大河ドラマから“月9”の2連投

「視聴者は日曜日、月曜日と2日続けて全く違うキャラの大泉を見ることになりましたが、『冷酷な頼朝のキャラが強烈すぎて、元彼の篠田役に入っていけない』というネットの書き込みが多く見られました。大泉は、ほかにもNHKの歌番組『SONGS』の司会に加え、『ヤクルト400W』のCMでは歌も披露し、前クールでのテレビの露出がとにかく多かった。そういう意味でも、小池の日曜日、月曜日の連投出演は大泉のパターンとよく似ています」(前出の弘世一紀氏)

 演技がうまくて使い勝手のいいタレントはNHKも民放もCMもこぞって使いたがる。それが人気の指標にもなっているわけだが、今年はたまたま大泉と小池に集中したということなのだろうが。

「安易な使い回しは役者だけでなくドラマの原作にも言えます。『元彼の遺言状』と『競争の番人』は、どちらも作家・新川帆立氏の作品です。演出が違うので、同じような雰囲気のドラマになるとは限りませんが、非常に評価の高かった今年1月期の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』と『元彼──』は、演出と雰囲気も非常に似ていました。『元彼は二匹目のドジョウを狙ってコケた』というネットの書き込みも見られました」(民放ドラマ制作関係者)

 さらに言えば、「競争──」の主演の坂口は、「鎌倉殿」で北条政子の甥っ子・北条泰時を演じている。使い回される役者の演技を見る視聴者はゲップが出そうになるかもしれないが、役柄を演じ分ける当の役者たちも疲弊しているはず。安直な企画しか出せないクリエーターは将来を見つめ直した方が良さそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー