麻倉未稀さん 5年前の乳がん全摘で歌い方に変化「いつまでも背中に呼吸を入れて歌いたい」

公開日: 更新日:

麻倉未稀さん(歌手/61歳)

「ヒーロー」のヒットで知られる麻倉未稀さんは5年前、乳がんが見つかり、摘出手術と再建手術を受けて復帰した。そんな自身の経験から乳がん検診の啓発を行うピンクリボンの活動を始め、歌手活動とともに団体の要職もこなし、忙しい日々を送っている。

 ◇  ◇  ◇

 先月、私と同じ「ヒーロー」を歌ってらした葛城ユキさんがお亡くなりになりました。ボニー・タイラーの「Holding Out for a Hero」をカバーした「ヒーロー」の歌詞はどちらも売野雅勇先生が作詞してくださいました。そのご縁で仕事をご一緒させていただくこともありました。

 ユキさんは歌っているイメージとは全然違うステキな方でした。腹膜がんの手術をし、抗がん剤治療もやってらしたようで、体力的に大変だったと思います。ユキさんが「未稀ちゃんも頑張っているから私も頑張んないと」とおっしゃっていたので、とても残念です。

 私は番組の人間ドックの企画でがんが見つかりました。左乳房のがんを全摘、再建手術を行いました。あれから5年。それがきっかけで今は乳がんの知識を広め、乳がん検診の推進、啓発するピンクリボン活動を続けています。

 現在、4つの団体に関わっています。

 私が地元の藤沢に立ち上げたのがピンクリボンふじさわです。そして「NPO法人あいおぷらす」を設立し、代表は医師の方がよいかと思い顧問として関わっています。

 2つ目は私の主治医の土井卓子先生が代表を務めてらっしゃる「ピンクリボンかながわ」です。こちらはアドバイザーとして関わり活動をしています。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗