小倉智昭に学ぶ人生100年時代のライフシフト 膀胱がんステージ4が肺転移も健在、BS放送で復活

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「ご本人はもちろん、スタッフ関係者そしてスポンサー筋も予想以上の声援に驚いているのでは」

 そうTV制作会社の幹部は言った。このほど半年ぶりに活動を再開し、芸能マスコミを前に40分もの復帰会見を開いたキャスターの小倉智昭(74)についてである。昨年3月で22年間続いた「とくダネ!」(フジテレビ系)は終わり、10月にステージ4の膀胱がんの肺への転移を明らかにして、表舞台から遠ざかっていた。番組もタレントもスタッフも若返りを進める放送業界において、完全リタイアしてもおかしくない中、開局したばかりのBS松竹東急で5月放送の歌番組「小倉智昭の昭和懐かしヒット曲!!~あのアイドルに会いたい~」で復活。5キロ増というふっくらとした体躯に血色の良い顔で「これからも毒舌を吐いていきたい」と意気込んだのである。スポーツ紙各紙が大々的に報じたこともあるが、ネットには応援コメントが多数寄せられ、どっこい健在ぶりを示した格好だ。

「『とくダネ』の後番組『めざまし8』のMC谷原章介のように、フレッシュさと並んで誠実さや優しさが求められているとされるのが今のTV界、とくに民放です。『好きな男性アナ』ランキングで日テレの藤井貴彦アナが1位になる時代。『バイキング』終了で坂上忍も去り、我の強い毒舌、しかも大御所にはますますポジションはないであろう中、小倉さん待ってましたの声が根強くあったのですから、面白いのです」と冒頭の制作会社幹部は続けるのだ。

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