佐藤二朗「鎌倉殿の13人」で光る“陰険演技” コミカルなお父さんより冷酷ヒールがお似合い

公開日: 更新日:

「佐藤さんと言えば、面白いと評判のツイッターのフォロワーが、すでに200万人近い人気者です。もちろん主演映画の『さがす』(2022年公開)のようにシリアスな役を演じることもありますけど、一般的な印象はやはり面白い人。そういうタイプの方が実際に怒ると怖かったりしますし、ダークサイドが垣間見えた時に、より際立つんだと思います。佐藤さんはホントに目が怖い時がある」(ドラマ制作会社スタッフ)

 佐藤本人も先日、〈撮影終了をねぎらう三谷(幸喜)さんからのメールに「世間の評が『コイツが死んでせいせいした』となるといいなと思ってやりました」と返信した〉などとツイートしていたが、佐藤の能員が視聴者をそういう気持ちにさせるヒールっぷりなのは間違いない。

「『鎌倉殿』と同じ時代を描いたNHK大河『草燃える』で能員を演じたのは佐藤慶さん(10年死去)ですが、慶さんも主人公の敵役がものすごくハマる俳優さんだった。銀行の頭取とか重厚感のある冷酷なヒールを演じさせたらピカイチ。『鎌倉殿』の二朗さんを見ていると、慶さんみたいな立ち位置も似合うように思えてきます」(ベテランプロデューサー)

 コミカルなお父さんのイメージがすっかり抜け落ちた佐藤も見てみたい気もする。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも