佐藤二朗「鎌倉殿の13人」で光る“陰険演技” コミカルなお父さんより冷酷ヒールがお似合い

公開日: 更新日:

 ネット上には〈本気で憎いと思わせる。凄い役者さん〉なんて書き込みも。佐藤二朗(53)の演技が“好評”だ。

 佐藤はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜夜8時)に、主人公・北条義時(小栗旬)と対立する比企能員役で出演している。

「7日放送回では、能員に短刀をチラつかせた暗殺者の善児(梶原善)に対し、視聴者から〈やっちまえ〉なんてエールが送られたほど、佐藤さん演じる能員は邪悪な権力亡者っぷりです」(テレビ誌ライター)

 同回では能員によって夫の阿野全成を死に追いやられた妻の実衣役・宮澤エマ(33)の“涙の演技”にも〈もらい泣きした〉なんて喝采が送られていたが、「それも佐藤さんの陰険な演技があってこそです」(前出のテレビ誌ライター)。

 佐藤は、「コメディーの奇才」と称される福田雄一監督作品の常連だけあって、変わり者でコミカルなお父さんというイメージが強い。福田監督脚本、演出のドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)で演じたヒロインの父親役あたりは、まさにそうだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」