著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

旧統一教会と安倍元首相銃撃問題…見ている事実を積み重ねれば、事の真相は明らかだ

公開日: 更新日:

 今回はあえて断定的に書く。もう「もしそうなら」とか保険をかけるのは面倒なのだ。見えている事実を積み重ねれば、事の真相は明白ではないか。

 統一教会報道が続く中で、案の定それを抑制する動きが出てきた。テレビお得意の「バランスを取りましょう」しぐさだ。古市憲寿爆笑問題太田が「報道がヒートアップすると犯人のもくろみ通りになってしまう」「テロによって社会が動けば次のテロが起こる」などと言い出した。

 いや、犯人のもくろみなどまだ誰にもわからない。事件がきっかけで長年忘れられてきた統一教会の悪行、政治家との関係が明るみに出たのなら、その闇は解明されなければならないはずだ。自党の総理が殺されたら徹底的に追及するのが当たり前だが、政府はいやに及び腰だ。追及すれば自分の首を絞めることになるからだろう。

 御用司会者やコメンテーターは統一教会の肩を持つわけにもいかず、テロの誘発になるという論理で報道の過熱を抑制する。がそれは詭弁だ。太田は「言葉でしか闘えない」と熱く語ってみせるが、テロをきっかけにして、今や問題は統一教会と政治の闇だ。その追及はすべて「言葉」によって行われているではないか。テロによって明るみに出た問題の解決は、テロを誘発することとは別問題だ。太田はなぜここまで変節したのか、昔はこんなじゃなかった。誰か身内を人質に取られているのか、大きなスキャンダルを揉み消してもらったのか、などとあらぬことを考えてしまう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言