梅沢富美男の巻 (1)「アイツ、いいケツしてるからイイぞ」って本気で女の人のお尻ばかり(笑)

公開日: 更新日:

 舞台でご一緒させていただいている梅沢富美男さんは、たいへん気を使われる方。アタシがセリフを忘れたり、間違えたりすると、「オメー、セリフ忘れてんじゃねーか」。これでドカーンと笑いをとる。

 台本があってもお客さまの反応を見てアドリブに切り替え、アタシがやりやすいように動いてくれます。梅沢さんの舞台は、お芝居、歌謡ショー、舞踊の3部構成になっている。第2部の歌謡ショーでは、アタシの歌と梅沢さんの歌、その間に若い歌い手さんたちが自分の曲を歌うんです。

 梅沢さんはそのとき、MCとして盛り上げる。出演している人たちのCDの宣伝をしてくれるんです。アタシのときなんかしつこいくらい(笑)。「このCDの一枚一枚が、研ナオコの肉となり骨となるのです!」って。若い歌い手さんたちもこの調子で宣伝してくれる。頭が下がりますよ、ほんと。

 舞台で商品の宣伝することを嫌うアーティストも少なくないけれど、梅沢さんは違うんです。やっぱり売れてナンボの世界と、そこははっきりしています。

 梅沢劇団という大所帯を引っ張っている人ですからね。踊りのお稽古のときも、「こうしたら奇麗に見えるから」って、踊る人のことを考えて、細かく指導している。そりゃ、疲れると思いますよ。あれだけの舞台をやりながら、テレビにもたくさん出られて。舞台袖でヨロヨロしながら、「もうダメです~ジジィです~」なんて(笑)。でも、楽屋周りで、踊りのメークのままパンツ一丁で本番前の支度に向かう姿も当たり前の光景。昔からそうだから、これが普通なんでしょうね。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」