著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

芸能ニュースの関心に異変あり 熱愛・不倫報道はスルー、「事務所独立」話がトレンドに

公開日: 更新日:

 熱愛に代わって最近の芸能ニュースのトレンドは所属事務所からの独立話。

「事務所の幹部も世代交代が進み、マネジャーらの独立も増えた。俳優も事務所の看板よりも人に付いていくことから、一緒に独立する。事務所からの暖簾分けのような形も増えてきている」(芸能関係者)

 〇〇事務所所属からフリーになり、ドクターXの大門未知子が「フリーランスの外科医」と自己紹介するように「フリーランスの俳優」の肩書も珍しくない。昭和は俳優も映画会社所属だったのに、今やフリーが当たり前。その象徴が元ジャニーズのタレントだ。

 今年も滝沢秀明がすでに事務所を退社。キンプリの3人も来年5月でグループから脱退。順次退所するという。ジャニーズ退所ドミノは2016年、SMAPが解散。木村拓哉以外、4人のメンバーの事務所退所に端を発し、19年に事務所創設者のジャニー喜多川氏(享年87)が亡くなり加速していった。

 退所理由は「メンバーとの方向性の違い」「個人で活動したい」というのが大半。関ジャニ∞渋谷すばるも「音楽を追求するために海外を拠点に生活していきたいので」と海外志向を語っていたが、コロナ禍もあり大阪を拠点に活動しているという。他の退所者も地上波出演は激減。個の活動もあまり伝わってこない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった